いろいろな返済
こちらでは、学生ローンの返済について言及してみたいと思う。
学生ローンに返済方法では元金自由返済がメインとなっており、1ヶ月に一度は最低利息の返済が必要である。
利息以上であれば返済金額は自由に決める事ができ、アルバイトの収入などによって都合に合わせて返済がせきるのが魅力の一つだ。
ただし、自由返済にも落とし穴があり、利息だけの返済に取りつかれてしまい、いつまで経っても残高が減らないという特徴がある。
事故管理に自信がある人には向いているが、そうでない場合は自分なりにルールを決めるのが良いだろう。
返済額を自分で決められるのは大変便利だが、場合によっては自分の首を絞めかねない危険も併せ持つ事を理解するべきだ。
長期の旅行や留学などの場合にどうするか?
学生ローンで借りたは良いが、後々長期間の旅行や短期(2~3ヶ月程度)の留学などを控えている場合、どうやって返済をするかという問題が発生する。
こういう場合どうするか?
学生ローンでは返済金の処理を金融システムと呼ばれるソフトで処理されており、未来の入金処理はできないようになっている。
その為、普通に銀行振り込みなどでそのまま返済をしてしまっては、当月分の利息と余りは元本充当となり、来月、再来月の返済は未納のままとなってしまう。
もし、海外から送金するとなると、振り込み手数料はかなりの金額となり、大きな負担となってしまう。
手続きも複雑だ。
●預かり金について
学生ローンの一部業者では、こういった問題を回避する為、「預かり金制度」を設けている場合がある。
預かり金制度とは、将来発生するであろう利息を預かり、支払日がが来たろ同時に代理で入金処理をするというものである。
金融システムを導入する学生ローンでは、これが唯一未来の利息を「先払い」する方法だ。
この方法なら、海外から高い送金手数料を払う事もなく、面倒な手続きも必要としない。
もし、2~3ヶ月分の利息を預ける事ができないという場合は、多目に借りてその中から払うしかない。
旅行や留学期間が長ければ長いほど負担も大きくなるが、海外から送金する事を考えればやむをえないだろう。
学生ローンで「預り金」というと、完済時に誤って多く入金してしまった場合の「超過入金」もあるので注意が必要だ。
単に「預り金」といっても2種類の異なる意味があるので覚えておこう。
●入金約束日について
学生ローンでは毎月の支払日と、それとは異なる「入金約束日」というものがある。
入金約束日とは、返済が滞っている場合に、通常の支払日とは別の返済約束日を設定する事である。
ちょっとわかりずらいかもしれないので、例を挙げて説明する。
例えば、毎月の支払い日25日の学生ローン利用者Aが、支払いを1ヶ月延滞し、慌てたAは学生ローンに電話をかけて来月の10日に入金する事を約束した。
この「10日」が入金約束日であり、通常の支払日は25日という事になる。
このとき、Aは電話をせずに放置したとする。
すると督促状が発送されたり、場合によっては回収の対象となってしまう事も考えられる。
しかし、入金約束日を設定する事によって、少なくともその約束日までは督促状も発送されないし、回収の対象となる事もなくなり、安心を担保することができるのだ。
学生ローンへの返済が滞った場合、電話連絡をして入金約束をする事がいかに重要かということだ。
もし、あなたが現在延滞中ならば、まずは電話、これだけは覚えておくようにしよう。